高校化学基礎 物資の変化2
【アボガドロ定数と物質量】
㏖・・・膨大な粒子の数をはかるための単位記号。
粒子6,02×10の23乗の数を1㏖とする。
⇨この1㏖の数をアボガドロ定数といいます。
物質量・・・㏖単位記号としてあらわした物質の量。
どんな原子、分子、イオンでも、1㏖内の粒子の数は
アボガドロ定数となっている。
モル質量・・・物質1㏖当たりの質量のこと。単位はg/mol である。
1㏖の炭素原子の質量は12gなので12g/molとあらわせる。
モル質量=原子量、分子量、式量にg/molをつけたもの
『物質量とモル質量』
ある物質の物質量を求めるには、その物質の質量を、その物質のモル質量で割る。
物質量(mol)=物質の質量(g) ÷ モル質量(g/mol)
『アボガドロの法則』
気体の体積とその分子量の数の間には、次の関係が成り立つ。
「同じ温度、同じ圧力のもとで、
全ての気体は種類に関係なく同体積中に同数の分子をもつ。」
⇨気体1㏖(6.02×10の23乗)の分子が占める体積は、すべて同じになる。
※この法則は、空気のような混合気体でも成り立つ。
『物質量とモル体積』
気体の体積は温度や圧力によって変化している。
そこで、0℃=273K、標準大気圧1.013×10の5乗 Pa=1atm(1気圧)の状態を
気体の標準状態として気体の体積を基準にすることが多い。
また、物質1㏖が占める体積をモル体積という。多くの気体のモル体積は、その種類に関係なく標準状態(0℃、1,013×10の5乗Pa)で、ほぼ22,4L/molである。
気体の物質量(mol)=気体の体積(L) ÷ 22,4L/mol (モル体積)
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